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お盆の時期にヨーロッパに往復5万円台で行く方法
今回はコンピュータとは全く関係のない旅の話です。
以前にお盆の時期にヨーロッパに行く用事があり、安く行く方法を探しました。用事といっても自分の趣味関係でしたが。
最終的に5万円台でヨーロッパを往復できました。
シベリア鉄道で陸路とかそういうものではありません。
ちゃんと飛行機を使って、しかも日本の航空会社で行きます。また、現地の滞在費は含みません。
その方法について書きます。
ただし、現在は円安が進んでおり為替レート等が異なるほか、いろいろ事情も変わっているので、以下の方法が使えるかどうかはわかりません。
また、先に言っておきますが、以下の方法は相当にヒマな人向けであり、忙しいビジネスマンには全く向いていません。
結論から言えば、韓国発の日系航空会社の航空券を買います。
韓国人向けに売り出されている航空券を買うのです。
もちろん日本人でも全く問題なく購入できます。
まず、韓国ではお盆の時期が日本と異なるので、日本のお盆の時期だから顕著に高くなるということはありません。
さらに、航空券は基本的に、本国を基準にしてルートが決められるので、韓国発でヨーロッパに行く航空券を日本の航空会社が発券するとなると
韓国→日本→ヨーロッパ
というルートになり、直行便に比べると一回逆向きに移動することとなり、韓国人にとってはかなり不便な航空券となります。
さらに、日本では関西国際空港に着いて国内便に乗り換えて羽田に行き、自力で成田に行くなどのルートになると、不便極まりないため、それが価格に反映されて安くなります。
全日空の場合、5万円ちょっとでした。
しかし、日本人の場合にはこれはたいしたデメリットにはなりません。
関西国際空港に着いてすぐに継続便に乗らないといけないわけではないので、自宅が関西ならば一度家に帰って一週間後に国内便に乗ることができます。
ヨーロッパ往復の航空券に韓国旅行までついてくると考えればオトクです。
ただ、日本の新幹線は高いので、まともに通しで買うと2万円近くなります。
そこで、日本国内は18切符を使います。
金券ショップに行けばバラというか、一回単位で売ってくれます。
船と韓国の国鉄を合わせた日韓共同切符が6千円程度でしたから、航空券と合わせて5万円台に収まります。
18切符は、金券ショップに行ったときに残り回数がちょうど希望の回数の在庫があるかはわからないので、マメに確認します。
場合によっては大学生協などでも取り扱っている場合があります。
関西の某大学の生協は、関西地区の18切符の総売り上げの1割近くを売ったこともあったそうです。
18切符では各駅停車にしか乗れませんが、関西地区でしたら、朝早く電車に乗れば夕方の4時くらいに下関に着き、6時出航の船に十分間に合いました。
港で必要最小限度の施設しかないイミグレを通るのもなかなか面白いものでした。
船は展望風呂などもあってなかなか立派でした。
釜山には未明に着きますが、入国審査が始まるまで数時間入港せずに沖で停泊していました。
釜山からは韓国の国鉄に乗りますが、隣の席は日韓共同切符を持ったアメリカ人でした。
日韓共同切符用に割り付けてある座席エリアがあるのでしょう。
ソウルに着いて航空券を買い、市内や、板門店のある軍事境界線などを数日かけて観光して日本に戻ってきて、数日休んでからヨーロッパに行きました。
直前に航空券を買うというのは止めておいたほうが無難ですので、出発の数日前にはソウルに入っておいたほうがよいでしょう。
なお、この方法にはある程度の語学力が必要です。